更年期の乳房や乳首の痛みの原因と対処法

更年期の胸や乳首の痛みとは?

「乳房がズキズキして痛い」、「なんだか最近、胸が張っているような気がする」、そのような経験を持つ女性も多いのではないでしょうか?

女性は、生理の前になると、そのような症状が出る場合もあり、もし若い世代の方であれば、そんなに心配する必要はないといわれています。

でももし更年期世代の女性であれば、その胸の張りや、乳房や乳首の痛みには少し注意する必要があります。

こちらの記事では、更年期の女性がそのような症状を感じた際に気をつけるべきこと、その痛みの原因と対処方法などについてご説明します。

どんな痛み方なのか、見極めることが大切です

女性が、乳房や乳首の痛み、胸の張りなどを感じた際に、一番気になってしまうのは、やはりなんといっても「乳がん」ではないかということなのではないでしょうか?

最近では、女性の病気での死因、第1位になっている「乳がん」は、今や誰にとっても気になるところですよね。

更年期の始まる40歳代からは、「乳がん」に罹患する女性が増える年代ともいわれています。

そこで、更年期世代の女性が乳房や乳首の痛みを感じた際には、まず、どんな痛み方をしているか、ということに気をつける必要があるのです。

乳房に触れてみたとき、しこりのようなものはありますか?

月に1度、生理が終わった後などに、乳房に触れてみたとき、痛みだけではなく、なにか「しこり」のようなものはないでしょうか?

「しこり」があったからといって、「乳がん」であるということはありませんが、もしそれが石のように硬かったり、乳首から分泌物が出ているようであれば、できるだけ早めに医療機関を受診するようにしましょう。

特定の部位のみが痛みますか?

もし、乳房の特定の部位だけが痛むという場合には、少し注意が必要です。

激痛が走るような痛みはありますか?

乳房や乳首が、まるで炎症を起こしているかのような激痛を伴っている場合にも、少し注意が必要です。もちろん、だからといって「乳がん」だというわけではないのですが、もしその痛みが「鎮痛剤」で収まってしまうものであれば、逆に注意が必要になってきます。

ここで取り上げた痛みのチェック方法は、簡単なものばかりですが、もし異常を感じるようでしたら、放置しないようにしましょう。

一般的には、「乳がん」の場合は、「しこり」はあっても、痛みはあまりないという場合が多いので、乳房や乳首の痛みを伴っていても、良性疾患であることが多い傾向にあります。

更年期世代の女性が罹患しやすい、良性の乳房や乳首の病気とは?

「乳房や乳首の痛みはあるけれど、上記に挙げたような痛み方ではない、でもこの痛みはどこから来るの?」と思う女性もいらっしゃることでしょう。

では、更年期世代の女性が比較的罹患しやすい、良性の乳房や乳首の病気としては、どのようなものがあるのでしょうか?

乳腺症

ホルモンバランスの乱れが原因となって起きます。一般的には、正常な乳腺の変化によって起きる症状なので、特に治療も必要としません。閉経を迎えると共に収まっていく傾向にあります。

乳腺炎

乳腺症と名前は似ていますが、乳腺炎は、赤ちゃんに母乳をあげている女性のほかに、乳頭からなんらかの菌が入ったことによって起きる場合があります。

乳管内乳頭腫

30歳代~50歳代が罹患しやすいといわれており、分泌物を運んでいる乳管内に発生する良性の腫瘍です。乳頭から分泌物が出る症状を伴うことが多く、もしそれに血が混じっているようであれば、「乳がん」の可能性もあるため、できるだけ早めに医療機関を受診するようにしてください。

乳腺のう胞

乳頭部にある乳管の中に、水分が溜まってしまって袋のような「のう胞」を作ってしまう症状です。治療は特に必要となっていませんが、もし何らかの所見に異常が疑われる場合には、細胞診をする場合もあります。

葉状腫瘍

乳房に出来る腫瘍で、「のう胞」を伴った「しこり」が出来てしまう病気です。固い部分と柔らかい部分があり、「しこり」と通常の境目がはっきりとしているのも特徴です。一般的には両性といわれていますが、まれに悪性化することもあるので、注意する必要があります。

更年期世代の女性に、乳房や乳首の痛みが起きる原因とは?

更年期世代の女性が、乳房や乳首の痛みを感じる原因としては、ホルモンバランスの変化が挙げられます。

更年期と呼ばれている年代に差し掛かっていても、まだ生理があるという女性に、特にこうした痛みが出やすい傾向にあるのは、生理周期によってホルモンバランスが変動しているからです。

生理がまだある女性の場合は、特に月経前症候群(PMS)の症状として、または、疲れやストレスによって、ホルモンが何らかの影響を受けてしまったときに、乳房や乳首の痛みが強くなる傾向にあります。

逆にいうと閉経を迎えた女性は、こうしたホルモンバランスの乱れの影響を受けにくいので、乳頭や乳首の痛みをあまり感じることはないともいえます。

ただし閉経を迎えた後の女性が、もしこうした痛みを感じた場合には、注意する必要があるので、できるだけ早く医療機関を受診することが大切です。

胸の張りや痛みを感じたときの解消法とは?

乳房や乳首の痛み、胸の張りを感じた際にはどうしたらいいのか、以下にその解消法をまとめてみましたので、参考にしてみてください。

気になる場合は、医療機関の受診がオススメ!

痛みを感じる場合、悪性の可能性は高くないことが多いのですが、やはり「乳がん」の可能性は否定できません。なんらかの気になる症状がある場合には、念のため医療機関を受診してみることをオススメします。

適度な運動を取り入れる

更年期による乳房などの痛みは、ホルモンバランスの乱れによって起きるとされています。そのため、適度な運動をすることはストレス解消にも繋がり、ホルモンバランスの乱れを整えてくれる効果が期待できますよ。

ブラジャーなどの下着は、きつすぎないものを選ぼう

谷間のあるバストに見せたい、少しでも豊かな胸に見せたい、と願う女性も多いかもしれませんが、きつすぎる下着は、胸を圧迫してしまって痛みを強くしてしまう場合があります。適度な余裕のある下着を身に着けるようにするとベターです。

規則正しい生活を心がけよう

ホルモンバランスは、毎日の生活リズムにも大きく関係しています。夜更かししすぎてしまったり、休日の朝だからといって寝すぎてしまったりすることを控えて、できるだけ規則正しい生活を心がけるようにしましょう。

食事内容を見直してみる

食事内容の見直しも、更年期による症状には効果的です。更年期の女性に良いとされている「大豆イソフラボン」が多く含まれている、バランスが取れた食事を摂るようにしましょう。

大豆が含まれている食品が苦手、という方の場合には、手軽に摂取できる「大豆イソフラボン」が含まれたサプリメントを摂ることもオススメですよ。

まとめ

女性の身体は、ホルモンバランスの変動に大きく影響を受けています。若い世代の女性であっても、更年期世代の女性であっても、生理がある女性であれば、乳房や乳首の痛みを感じることがあります。

若い世代の女性の場合にはあまり心配はないのですが、更年期世代の女性がそうした痛みを感じる場合には、注意が必要な場合があります。

閉経を迎えることによって、乳房や乳首の痛みは収まっていきますが、もし何らかの異常を感じた際には、無理せず医療機関を受診するようにしてください。

また、月1回、乳房や乳首に「しこり」などがないかどうか「セルフチェック」することも忘れないようにしてくださいね。

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