更年期の喉の渇きや口の渇きの原因と対処法とは?

喉の渇きと更年期障害

更年期の症状は、心身に多岐にわたって出現するといわれています。代表的な症状としては、身体に出てくるものには「ホットフラッシュ」「倦怠感」「めまい」、精神面に出てくるものには「イライラ感」や「憂鬱な気分が続く」がありますよね。

これらの症状に比べると、取り上げられることは少ないのですが、更年期の症状として悩む女性が多いものに「喉や口の渇き」が挙げられます。

では、どうして更年期の症状として「喉や口の渇き」は出てくるのでしょうか?

更年期に「喉や口が渇く」のはなぜ?

なぜ喉が渇くのか
「話している最中に、喉が張り付く感じがする」「いつも何か喉に詰まっている感じがする」「とにかく喉がカラカラになってしまってしゃべりにくい」、このような症状で悩む女性もいらっしゃることでしょう。

更年期には、ほかにもいろいろな症状がありますが、この「喉や口の渇き」というのも、悩んでいる本人にとってはかなり辛いものですよね。

楽しく話したい、友達や家族と話すことで更年期のストレスを発散したい!と思っても、肝心の「喉や口」の違和感が強いと、それどころではなくなってしまって、滅入ってしまいます。
では、なぜ更年期世代の女性の「喉や口の渇き」は起こるのでしょうか?

「ホットフラッシュ」「のぼせ」

更年期の女性が悩む症状で多い「ホットフラッシュ」や「のぼせ」があります。このような症状に必ずといっていいほどつきものなのが、自分の意思や周囲の環境とは関係なく大量に吹き出すように汗をかいてしまうこと。この2つの症状に伴う発汗は、汗の量も多く、止まりにくいこともあって、身体から水分を奪ってしまうと考えられています。

「ドライマウス」

「ドライマウス」は、様々な原因によって起こりますが、更年期世代の女性に起きやすい症状でもあります。「ドライマウス」の症状としては、「喉や口の渇き」というより、「唾液」の分泌量が減ってしまうことによって起きると考えられています。

「ドライマウス」によって引き起こされてしまう悩みのひとつに、きつい「口臭」が挙げられ、悩んでいる女性も多くいます。

代表的な更年期世代の女性の「喉や口の渇き」の原因としては、上記の2つが挙げられますが、ほかにも、更年期でトイレが近くなることによる「頻尿」や、精神的なストレスも原因になる場合があると考えられています。

「喉や口の渇き」を改善するためにどうしたらいい?

のどの渇きの改善法とは?
「喉や口の渇き」をずっとそのままにしておくのは、日常生活に大きな支障をきたしてしまいますよね。

では、そんなときには、どのようにすればよいのでしょうか?

喉が渇いたからといって、冷たい水の飲みすぎることは危険!

喉が渇くと、誰でも水が飲みたくなるものです。特に真夏に冷たい水が飲みたくなるのと同じように、更年期で常に「ホットフラッシュ」や「のぼせ」で発汗していると、キンキンに冷えた水が野みたくなってしまいますよね。

でも、そんなときに冷たい水を飲んでしまうと、身体を冷やしてしまったり、血行を悪くしてしまったりすることがあるので避けるようにしましょう。

また、常温の水であっても、飲みすぎることによって「むくみ」を生じさせてしまうことがあるので注意が必要です。

もしかしたらその「喉や口の渇き」の原因はほかにあるかも

更年期の「喉や口の渇き」は、「ホットフラッシュ」や「のぼせ」、「ドライマウス」によるものが多いのですが、この世代の女性がかかってしまうことがある病気の中には、同じような症状を引き起こすものがあります。

  • シェーグレン症候群
  • 「シェーグレン症候群」とは、自己免疫疾患のひとつと考えられている病気です。本来は身体の機能を守ってくれるはずの自分の「免疫機能」が、正常な自分の細胞を攻撃してしまうことによって起きると考えられています。

    特に「目」と「口の中」に影響が出ることが多く、「口の中」に出る症状は、更年期による「喉や口の渇き」によく似ているので注意が必要です。

  • バセドウ病
  • 「バセドウ病」とは、別名「甲状腺機能亢進症」とも呼ばれている、甲状腺ホルモンの疾患のひとつです。病状が進んだ場合には、目が飛び出したような感じになったり、女性でも喉仏が出ているように見えることもあります。甲状腺ホルモンが過剰に分泌されてしまうことによって引き起こされ、大量の発汗による喉の渇きを伴う病気です。

  • 糖尿病
  • 糖尿病は、すい臓から分泌されているインスリンというホルモンの量が少なくなってしまったり、うまく働かなくなってしまうことが原因となって発症します。

    糖尿病の合併症の中に「糖尿病神経障害」と呼ばれる自律神経系の障害があるのですが、その障害があると、「食事をしただけなのに大量の発汗がある」「尿の量が増える」「喉が渇いて大量の水分を摂取するようになる」というものがあるのです。

これらの3つの病気には、「喉の異常な渇き」、あるいは「大量の発汗」という症状があり、それが更年期世代の女性が悩んでいる「喉や口の渇き」と重なっているため、注意する必要があります。

また、この3つの病気にかかりやすいといわれている年代が、ちょうど更年期と呼ばれる年代と同じくらいであることから、もし遺伝的な体質から起きる可能性がある病気(家族に糖尿病患者がいると、本人もなりやすい傾向にあると考えられています)かもしれない、と感じている際には、念のため医療機関での検査を受けることをおすすめします。

ミネラルウォーターなどでの水分補給がおすすめ

「喉や口の乾き」を感じたときにベターなのは、ミネラルウォーターなどの身体に優しい常温の飲み物です。

飲みすぎるのも身体にはあまりよくないので、適量を飲むことを心がけてくださいね。

ホルモンバランスを整える

更年期症状として起きる「喉や口の渇き」の、根本的な解決方法としては、ホルモンバランスを整えることが挙げられます。喉や口の中は粘膜で覆われていますが、更年期の症状の中には「粘膜の乾燥」があります。

更年期によって、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌が減少して、卵巣の働きが低下してしまうことによって起きる症状なので、「喉や口の乾燥」と「粘膜の乾燥」を課改善させるためには、やはりホルモンバランスを整えるということが一番です。

ホルモンバランスを整えるためには、「適度に身体を動かすことを心がける」「食生活の見直し」「医療機関の受診」などの対策方法があるほか、「更年期世代の女性向けのサプリメント」や「健康食品」で整えていく、という方法もありますよ。

更年期の喉の渇きや口の渇きのまとめ

人と話すときにも気になってしまう「喉や口の渇き」は、どうしても気になってしまうもの。その原因にはいくつかあるものの、「ドライマウス」による渇きの場合には、きつい「口臭」を伴ってしまうこともあるので悩んでしまいますよね。

そんな症状で悩んでいる場合は、同じような症状を引き起こす病気である可能性があるかどうか、ということをまず調べてみたほうがいいでしょう。

もしその可能性が低いということであれば、「喉や口の渇き」を感じる際には、冷たい水を一気に飲んで身体を冷やしてしまわないように、常温の身体に優しいミネラルウォーターなどを飲むとよいでしょう。

症状をもっと効果的に改善したいという場合には、やはりほかの更年期の症状と同じように、ホルモンバランスを整えることが大切といえます。

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