更年期の生理とは?
40代を過ぎてくると、大きく体が変化しますよね。変化の度合いや症状は人それぞれですが、「更年期かな…」と感じることも増えると思います。女性の場合、特に生理に大きく変化が現れます。生理不順が起き、そして、いずれは閉経が訪れます。

今まで月に一度きて「めんどくさい」と思っていた生理でも、急に減ったり増えたりすると不安になるもの。

更年期を迎えて、みんなどうなってるの?
そもそも、閉経ってどうやって起きるの?
これって病院に行ったほうがいい?
つらい症状にどうやって対処すればいいの?

そんな不安を解消するために、更年期の生理について詳しく見ていきたいと思います。

更年期の生理、どんなふうに変化する?

更年期になり、生理周期や経血が「いつもとちがう!」と感じることがありますよね。周期が長くなったり、逆に短くなったり、ダラダラといつまでも生理が続いたり…これって大丈夫なの?と不安になると思います。

減ったり増えたり…みんなどうなっている?

多くの場合は、徐々に生理の周期が短くなり、一回の量が減ってきます。その後、逆に周期が長くなり、だんだん生理の回数が減ってきます。経血の量や日数も不安定になったり、不正出血が起こるようになり、最後には全く来なくなります。
前回の生理から一年間生理がなかった場合、閉経となります。

一般的には、45歳から55歳の間に閉経を迎え、50歳を過ぎた頃から急激になる人数が増えると言われています。

変化のパターン!自分はどれにあてはまる?

さて、先ほど一般的な生理の変化についてご紹介しましたが、やはり個人差は大きく、誰でもそのように進むわけではありません。更年期の生理不順で多いパターンをご紹介します。

①周期が短くなる
今まで28日周期だったものが22日周期になるなど、短くなります。また、経血の量も減り、月経の日数も短くなります。

②一回の生理が長くなる
周期にかかわらず、一回の生理が8日以上続きます。長い人だと、1ヶ月続く場合もあるようです。多くの場合排卵はありませんが、まれに排卵している場合もあります。

③周期が長くなる
生理周期が長くなり、2ヶ月に一度になる場合もあります。そのまま緩やかに減っていき、閉経に向かう場合が多いです。

④閉経する
最後の生理から1年以上間が空いた場合、閉経となります。そのあとに出血があった場合、不正出血となりますので注意してください。

更年期の生理の特徴とは?

更年期の生理、生理周期のほかにはどんな変化があるのでしょうか。経血の変化や、体の変化の特徴などについて詳しく見ていきましょう。

経血の変化

正常な生理の場合、経血は濃い目の赤色です。しかし、更年期を迎えることで、経血にも変化が起こります。一般的な変化を紹介します。

  • 量が減る、増える
  • 色が薄くなる
  • 茶色や黒になる
  • 血の塊が増える
  • 薄ピンクや、茶色のおりものが増える

周期の変化や、生理以外の体調の変化がある場合、経血が変化することが多いです。しかし、不安な場合は婦人科を受診してもいいでしょう。

体調の変化

いわゆる、「更年期障害」と言われる症状が出てくる人が多くなります。

  • のぼせ、ほてり、発汗(ホットフラッシュ)
  • 肩こり、頭痛
  • 不眠
  • 消化不良、食欲不振
  • イライラや不安感,うつ状態

生理不順とともに、このような症状があった場合は、更年期である可能性が高いです。

閉経のしくみ、体の変化

更年期の生理と切っても切り離せない閉経。それって、どのようなしくみで起こるものなのかご存知ですか?閉経がどうやって起こるのか、体の中では何が起こっているのかを見ていきましょう。

閉経と卵巣

閉経になるということは、卵巣に排卵がなくなったことを意味します。女性は、卵子の素を200万個持って生まれます。それは、思春期には30万個まで減り、生理が起こるたびにその数は減っていきます。排卵がなくなるということは、卵子が一定数を下回っていることを意味します。

卵子がなければ排卵は起きず、排卵がなくなれば生理も起こらない=閉経

このような構図が成り立つことになります。

女性ホルモンとの関係

また、40代を過ぎると卵子の数が減るだけでなく、卵巣も老化していきます。女性ホルモンは、卵巣から分泌されるため、卵巣が老化し、機能が衰えることにより、女性ホルモンが分泌されなくなってしまうのです。女性ホルモンは、月経や妊娠を管理する他に、自律神経にも関係しているので、女性ホルモンが乱れてしまうことによって、更年期の様々な症状が出てしまうわけです。

こんな時は婦人科へ!注意が必要な場合

更年期だから、生理不順も不正出血もよくあること!と思っていたら、実は大きな病気だった!という場合もあります。更年期障害と似た症状も多く有りますが、次のような症状が出たら婦人科の受診を考えましょう。

閉経前の不正出血とともに起きたら注意すべき症状

  • お腹がはる
  • 下腹部が痛い
  • 吐き気やめまいが続く

不正出血とともに、上のような症状がある場合、「子宮がん」や「子宮頸がん」の場合も考えられます。
婦人科を受診しましょう。早期発見することで、はやく治療が始められ、治る確率が高くなります。

閉経後の不正出血

閉経後に出血があった場合、ほとんどが不正出血です。まず可能性が高いのは「膣炎」です。

膣は金が入りやすい場所なので、自浄作用が活発に行われています。しかし、その作用は女性ホルモンによって保たれているため、女性ホルモンの分泌が減る閉経後に起きることが多いです。

また、不正出血した場合子宮がんや子宮頸がんの可能性もありますので不安に思ったら、迷わず婦人科へ!

つらい更年期の生理、対処方法は?

みんな体験することとはいえ、更年期の生理不順や体調の変化は辛いですよね。少しでも症状を和らげるためにできる方法を三つご紹介します。是非試してみてください。

ストレスを溜めないこと

ホルモンバランスは、ストレスによって乱れることが多いです。特に、更年期の女性はストレスが溜まりやすく、より症状が強くなってしまう可能性があるので、十分な睡眠、おいしい食事、適度な運動などを心がけましょう。自分なりのストレス解消法をみつけておくものいいでしょう。

ツボ押し

・三陰交(さんいんこう)
足の内側のくるぶしから指三本分上がったところの骨の後ろ側のくぼみ。押すと痛きもちいいところです。

婦人科系の症状に有効とされているツボです。ホルモンバランスを整えてくれる効果もあります。

・血海(けっかい)
ひざのお皿の内側の角から、指三本分上がったところ

血の流れをよくする効果があります。三陰交とあわせて使いましょう。

イソフラボンを摂取する

生理不順の原因である女性ホルモンと似た成分であるイソフラボンを摂取することで、症状の改善が期待できます。大豆製品をうまく取り入れましょう。食事だけでは難しい場合、サプリメントも色々なものがでていますので、有効に活用しましょう。

更年期の生理についてまとめ

様々な体の変化が起こる更年期。生理も大きく変化していきます。誰にでもあることとはいえ、現れ方は人それぞれで、症状にも個人差があります。

でも、そのしくみや対処法を知っておくことで、少し症状が楽になることもあると思います。困ったり不安なことがあったら、病院にたよることもいいですね。

変化する体と向き合い、よりよい人生をこれからも送っていきましょう!